ディストリビューションインストール時にある,デスクトップアイコンの削除

opensuseだけの話ではないと思うが,
# 試したのはopensuseなので日記のタグには付けておく.


ディストリをアップデートした際(d:id:pneumaster:20090525:1243180905)に2つアイコンが勝手に作成されました.

ひとつは「openSUSE」という名前のgeekoのアイコンであり,

もうひとつは,文字化けしてしまって読めませんが,
geekoが中心にいる赤と白の浮き輪みたいアイコンでした.


前者は,いわゆるWindowsツアーのようなファイルであり,

後者はオンラインマニュアルがfirefoxで開きました.


必要無さそうなので,消すことにしましょう.

$ gconf-editor

を見てみると,

apps -> nautilus -> desktop

のpredefined_items_dirが初期アイコンの置き場なのだと思う.

この項目を消してから,GNOMEを再起動すれば消えました.

ちなみに,
「キーを空にする」だと,再度gconf-editorで確認したときに復活していたので,

「編集」して,文字列を空にすれば設定が残り,再ログイン後には消えていました.

ところで,このファイルは?

/usr/share/dist/desktop-filesの中身を見てみると,
GnomeOnlineHelp.desktopと,SuSE.desktopというファイルが入っていました.


まず,このファイルがどういうものなのか確認しました.
fileコマンドでGnomeOnlineHelp.desktopを見て見たところ,

$ file GnomeOnlineHelp.desktop
GnomeOnlineHelp.desktop: UTF-8 Unicode text

UTF-8というのが,文字化けの原因になっていたのかもしれません.
ちなみに私の環境はeucjpです.


中身を見てみると,

[Desktop Entry]
Name=Online Help
Encoding=UTF-8
Icon=/usr/share/dist/icons/suse-help.svg
Type=Link
URL=http://help.opensuse.org/
OnlyShowIn=GNOME;

X-SuSE-translate=true
Name[cs]=Online nápověda
Name[da]=Online hjælp
Name[fi]=Online ohje
Name[hu]=Online súgó
Name[it]=Aiuto in linea
Name[km]=???????????????
Name[nb]=Online-hjelp
Name[pa]=?????? ????
Name[pl]=Pomoc online
Name[pt]=Ajuda Online
Name[ru]=Интерактивная помощь
Name[sv]=Online-hjälp
Name[uk]=Довідка
X-SuSE-added=Name,uk;Name,sv;Name,ru;Name,pt;Name,pl;Name,pa;Name,nb;Name,km;Nam
e,it;Name,hu;Name,fi;Name,da;Name,cs;

見たところ,他言語対応の処理が施されているようです.

jpが見当たりませんが,あったとしてもUTF-8なので結局文字化けしていたでしょう.


ちなみにSuSE.desktopの内容ですが,

[Desktop Entry]
Type=Application
Exec=ggreeter /usr/lib/ggreeter/greeter.exe
Name=openSUSE
Encoding=UTF-8
Icon=suse
OnlyShowIn=GNOME;

でした.

作成されるアイコンの名前がopenSUSEであることが確認できます.
実行されるプログラムはggreeterというものなので,
opensuseツアー(?)をしたい時は,ggreeterをタイプすればいいでしょう.