formatoptionsがうまく設定されない．．．？
ファイル名が*.cであると，croqlになる．
それ以外だとtcqになる．
だけど，ファイル名がc.vimだと，croqlになる．
ファイル名がそれ以外のc.fooや，c.tmpだと，tcqになる．
ちなみに，formatoptionsのデフォルト値は"tcq"．
$VIMRUNTIME/ftplugin/c.vimには次のようにある．
" Set 'formatoptions' to break comment lines but not other lines, " and insert the comment leader when hitting <CR> or using "o". setlocal fo-=t fo+=croql
＃ $VIMRUNTIMEは/usr/share/vim/current
つまりこれは，*.cではじまるファイルに対しては
$VIMRUNTIME/ftplugin/c.vimの設定がロードされるということだろう．
これはファイルタイププラグインそのままだから，理解できる．
しかしこれは，$HOME/.vimrcに
set formatoptions-=r set formatoptions-=o
と書いておいても同じ．
$HOME/.vim/ftplugin/c.vim(後の/home/XXX/.vim内のファイルに該当する)に
setl formatoptions-=ro
とか
setl formatoptions& formatoptions-=ro
と書いても同じ．
つまり$HOME/.vimrcで変更できないようだ．
echo &runtimepathは
/home/XXX/.vim,/usr/share/vim/current/vimfiles,/usr/share/vim/current,/usr/share/vim/current/vimfiles/after,/home/XXX/.vim/after
＃ XXXはわたしのユーザ名
となっている．
/home/XXX/.vimが入っているので，ftpluginの下の*.vimファイルは読み込まれるはず．
読み込まれる順番はどうなっているのだろう．
もしかしたら，/home/XXX/.vimが最初にあるのは問題かもしれない．
試しに最後に表示されている/home/XXX/.vim/after/ftplugin/c.vimを作り，このファイルに
setl formatoptions-=ro
と書いてみた．
すると，*.cでset &formatoptionsがcqlになった．
ということは，
多分&runtimepathは最初の見つかったものからロードされるのではなくて，
全部検索され，最後に見つかった設定になる．
ことになる．
つまり，上記の例で言うと
の順番で最後の設定が有効になることになる．
そして，$HOME/.vimrcに書かれた設定は，システムvimrcよりは後に有効にされるが，
/usr/share/vim/currentよりは前に位置する．
したがって，
$HOME/.vimrcの設定はシステムvimrcシステムのftpluginより弱いことになる．
これは．．．違和感を感じる．
ちなみに:versionは次の通り．
system vimrc file: "$VIM/vimrc"
user vimrc file: "$HOME/.vimrc"
user exrc file: "$HOME/.exrc"
system gvimrc file: "$VIM/gvimrc"
user gvimrc file: "$HOME/.gvimrc"
system menu file: "$VIMRUNTIME/menu.vim"
fall-back for $VIM: "/etc"
f-b for $VIMRUNTIME: "/usr/share/vim/current"
また，この問題に悩まされるのか；
*1:id:pneumaster:20081202とid:pneumaster:20081213
